
コンサートプロモーターという職業をご存知でしょうか?音楽業界で活躍するコンサートプロモーターは、アーティストのライブやイベントを成功に導くための重要な役割を担っています。
今回この記事では、
- コンサートプロモーターの平均年収
- コンサートプロモーターのキャリアパス
- コンサートプロモーターの仕事内容
- コンサートプロモーターになる方法
について詳しく解説していきます。
コンサートプロモーターの年収はどれくらい?
コンサートプロモーターの年収はどれくらいかご存知でしょうか?なりたい方が多い人気の職業であるとはいえ、実際の給料・収入面は気になりますよね。
またコンサートプロモーターとしてキャリアを歩んでいく際、その将来性やキャリアパスがどうなっているかも気がかりかと思います。
ここでは、
- コンサートプロモーターの平均年収・年齢別年収
- コンサートプロモーターのキャリアパス・将来性
について解説していきます。
コンサートプロモーターの平均年収・年齢別年収
コンサートプロモーターの収入は、経験年数や担当するイベントの規模によって大きく異なります。一般的に、新卒や未経験者の初任給は月収17万円〜25万円(年収換算で約200万円〜300万円)と低めですが、経験を積むことで収入が上昇していきます。
以下、年齢別の平均年収の目安を示します。
| 年齢層 | 平均年収(目安) | キャリアの特徴 |
|---|---|---|
| 20代(未経験〜5年目) | 250万円〜400万円 | アルバイトやアシスタント業務からスタートし、小規模イベントを担当。企画や運営の基礎を学ぶ。 |
| 30代(5年目〜10年目) | 400万円〜600万円 | 大規模なコンサートやフェスの運営に関わり、チームを管理。プロデューサーやディレクターに昇進することも。 |
| 40代以上(10年以上の経験) | 600万円〜800万円以上 | 独立しフリーランスとして活動するか、企業の幹部として経営に関与することが多い。大型フェスや全国ツアーの企画責任者になるケースも。 |
収入のポイント
- イベントの規模と役割による違い
- 地方の小規模ライブハウスやクラブイベント担当 → 300万円前後
- 全国ツアーやフェスのメインプロモーター → 500万円〜800万円
- 超大手イベントの主催者レベル → 1,000万円超えのケースも
- 企業勤めかフリーランスか
- 企業所属(正社員): 月収20万〜50万円程度(ボーナスあり)
- フリーランス: 実力次第で収入が大幅に変動(年間1,000万円以上も可能)
- 昇給の可能性
- 企業勤めの場合、実績に応じて昇給・昇格が可能(例: チーフプロモーターやディレクター)
- フリーランスの場合、人脈やイベントの成功が収入に直結するため、売上次第で大幅に年収が変動。
コンサートプロモーターのキャリアパス・将来性
コンサートプロモーターのキャリアは、大きく分けて企業所属とフリーランスの2種類の道があります。
企業所属(正社員・契約社員)
イベント制作会社や芸能プロダクション、広告代理店などに所属し、チームでコンサートやライブイベントを企画・運営します。キャリアの流れとしては以下のようになります。
- アシスタント・スタッフ(1〜3年目 / 年収250万円〜350万円)
- チケット販売、会場手配、プロモーション業務の補助を担当。
- イベント当日の運営やトラブル対応を経験。
- プロモーター(中堅)(4〜7年目 / 年収350万円〜500万円)
- コンサートやフェスの企画・マーケティングを担当。
- アーティストやスポンサーとの交渉、契約締結なども行う。
- ディレクター・マネージャー(8年目〜 / 年収500万円〜800万円)
- 数万人規模のコンサートツアーを手がける。
- 部署やチームの管理、予算管理などの責任者となる。
- エグゼクティブ(経営層)(10年以上 / 年収800万円〜1,000万円以上)
- 企業幹部やCEOとして、事業全体を統括。
- 海外アーティストの招聘や大規模フェスティバルの主催を行う。
フリーランス(独立・起業)
経験を積んでから独立するケースもあります。フリーランスの場合、イベントの規模や成功度によって収入が大きく変動します。
- 独立初期(1〜3年目)
- 小規模イベント(ライブハウス・クラブイベント)の企画・運営。
- スポンサー獲得や広告収益で収益を上げる。
- 中堅プロモーター(3〜7年目)
- 中規模ライブハウスや地方フェスの運営を担当。
- 年収500万円以上を目指す。
- トッププロモーター(7年目以降)
- 全国ツアーや大型フェスを主催。
- 年収1,000万円を超えることも。
将来性と市場動向
現在、音楽業界はCD販売の減少によりライブエンターテイメント市場が拡大しています。特に以下の要因が影響を与えています。
- 音楽フェス・ライブイベント市場の拡大
- 日本国内のライブ市場規模は3,000億円以上(コロナ禍前の2019年データ)。
- 大型フェス(フジロック、サマソニ、ロック・イン・ジャパンなど)が好調。
- デジタル配信ライブ・VRコンサートの増加
- 近年、コロナ禍の影響でオンラインライブ市場が急成長。
- 5Gの普及により、リアルとデジタルのハイブリッド型イベントが増加。
- 海外アーティストの日本市場進出
- BTSやBLACKPINKなどのK-POPブームにより、日本市場での海外アーティスト公演が活発化。
- 英語力や国際的なプロモーション力を持つプロモーターの需要が高まる。
コンサートプロモーターの年収は、経験や担当イベントの規模により250万円〜800万円以上と大きく異なります。企業勤務でキャリアを積むか、フリーランスとして独立するかで収入の伸び方も変わります。
また、ライブ市場は今後も拡大すると予想され、特にデジタル配信ライブ、海外公演、ハイブリッドイベントといった新しい分野に対応できるプロモーターはより高収入を得るチャンスが広がるでしょう。
コンサートプロモーターになるには?必要な資格などがあるのかも徹底解説!
ここまでコンサートプロモーターの特に年収について解説してきました。それでは、実際にコンサートプロモーターになるにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、
- コンサートプロモーターになる方法
- コンサートプロモーターに求められるスキル・素質
について詳しく解説します。
コンサートプロモーターになる方法
コンサートプロモーターになるためのルートは、大きく分けて4つあります。
① イベント企画・制作会社に就職する(一般的なルート)
コンサートプロモーターとして最も一般的なキャリアパスは、イベント企画会社や音楽制作会社に就職することです。これらの企業では、コンサートの運営、アーティストとの交渉、会場の手配、プロモーション活動などを行います。
就職先の例
- コンサート制作会社(例:クリエイティブマン、ウドー音楽事務所)
- 音楽プロダクション(例:ソニー・ミュージック、エイベックス)
- 芸能プロダクション
- 広告代理店のイベント部門
新卒採用のポイント
- 音楽業界・イベント業界に特化した専門学校や大学を卒業すると有利
- 就職前にアルバイトやインターンを経験しておくと採用率アップ
- 履歴書や面接で「なぜコンサートプロモーターになりたいか」を明確に伝えることが重要
② 音楽やイベント関連の専門学校・大学で学ぶ
学歴は必須ではありませんが、イベント制作や音楽ビジネスを学べる専門学校や大学に通うことで、業界に入りやすくなります。
おすすめの学科・専攻
- 音楽ビジネス学科
- イベントプロデュース学科
- エンターテインメントマネジメント
- マーケティング・広報関連学科
おすすめの専門学校
- 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
- 東京ビジュアルアーツ
- 大阪スクールオブミュージック専門学校
- 名古屋コミュニケーションアート専門学校
専門学校・大学で学ぶメリット
✅ 業界の基礎知識が学べる(例:アーティスト契約、著作権、スポンサー交渉など)
✅ 在学中にインターンやアルバイトができる
✅ 業界とのコネクションが作れる
③ アルバイトやインターンで経験を積み、現場の流れを知る
未経験からコンサートプロモーターを目指す場合、イベントスタッフのアルバイトをしながら業界経験を積むことが有効です。
おすすめのアルバイト
- ライブ会場スタッフ(設営・誘導・受付)
- 音楽フェスの運営スタッフ
- チケット販売・プロモーション業務
- アーティストマネージャー補助
アルバイトから正社員へのステップアップ
- イベントスタッフとして現場経験を積む
- プロモーションや運営を担当するアルバイト・インターンに挑戦
- 企業の契約社員・正社員枠に応募する
💡 「アルバイト → インターン → 正社員」の流れを意識すると成功率が高い!
コンサートプロモーターに求められるスキル・素質
コンサートプロモーターは、単に「音楽が好き」という理由だけでは成功できません。以下のスキルが求められます。
① 企画力・創造力
- 観客を惹きつけるコンサートのコンセプト作り
- 競合イベントと差別化するためのオリジナル要素
- 「どのアーティストが、どんな時期に、どの会場でやるべきか」の戦略設計
② 交渉力・コミュニケーション能力
- アーティストやマネージャーと出演契約を結ぶ
- 会場の手配や使用条件の交渉
- スポンサー企業との契約交渉
💡 「YES」と言わせる交渉術が求められる!
③ マーケティングスキル
- SNS(Instagram、Twitter、TikTok)を活用したプロモーション
- チケット販売戦略(先行販売・VIPチケット・学割など)
- メディアを活用した広告戦略(ラジオ・テレビ・YouTube広告)
💡 データ分析を活用できるとさらに強みになる!
④ 問題解決能力
コンサートの現場では、予定外のトラブルが頻繁に発生します。
よくあるトラブル
- 機材トラブル(音響・照明の不具合)
- アーティストの遅刻・キャンセル
- チケットの不正転売・トラブル
- 天候による公演中止リスク
💡 問題発生時の冷静な対応力が鍵!
⑤ 体力とストレス耐性
- コンサート当日は早朝から深夜まで長時間労働
- 「締切に追われる」「予定が急に変更される」などストレスが多い
- 連日のイベント開催で体力勝負
💡 コンサート当日は休憩時間なし!体力がないと続かない!
コンサートプロモーターはそもそもどんな仕事?
ここまでコンサートプロモーターの年収や将来性、なる方法などについて解説してきましたが、それではコンサートプロモーターとはそもそもどんな仕事なのでしょうか。
具体的な仕事内容ややりがい、向いている人・向いていない人の特徴なども気になりますよね。
ここでは、
- コンサートプロモーターの仕事内容
- コンサートプロモーターのやりがい・大変なこと
- コンサートプロモーターに向いている人・向いていない人
について詳しく解説します。
コンサートプロモーターの仕事内容
コンサートプロモーターの仕事は、イベントの企画段階から終了後の振り返りまで、一連の流れを統括する業務を担当します。
大まかに分けると、以下の5つのフェーズに分かれます。
① コンサートの企画・計画(イベントの土台作り)
コンサートの成功は企画次第!
観客にとって魅力的なイベントを設計し、適切なアーティスト、会場、日程を選定します。
具体的な業務内容
- ターゲット市場の分析(どんな客層を狙うか?)
- アーティストのブッキング(出演交渉・契約)
- 会場選定・手配(ライブハウス、ホール、野外フェス会場など)
- スケジュール決定(開催日時、リハーサル、搬入・撤去スケジュール)
- スポンサー獲得(協賛企業との交渉)
💡 成功のポイント
「誰が、いつ、どこで、どのようにライブをするか?」を明確にし、ターゲットに合ったイベントコンセプトを作ることが重要です。
② プロモーション活動(観客を集めるためのマーケティング)
コンサートは、観客が来てくれなければ成り立ちません!
そのため、効果的なプロモーション活動が必須です。
具体的な業務内容
- SNSマーケティング(Instagram・TikTok・Twitter)
- 広告出稿・インフルエンサー施策・ハッシュタグキャンペーン
- メディア露出の確保(テレビ・ラジオ・雑誌)
- チラシ・ポスター・フライヤー作成
- 公式サイト・メールマガジンでの告知
- プレイガイド(ぴあ、e+など)と連携し、チケット販売戦略を立てる
💡 成功のポイント
ターゲット層に合ったマーケティング戦略を立てることが重要。
例えば、若年層向けイベントならTikTokやYouTube広告が効果的、40代以上のファン層向けなら新聞広告やラジオ出演も有効。
③ チケット販売・収益管理(イベントの売上を確保)
コンサートの収益はチケット売上が最大の柱になります。
適切な価格設定や販売促進が必要です。
具体的な業務内容
- チケット価格の設定(VIP席、一般席、学割など)
- 販売ルートの決定(オンライン・店頭販売・直販など)
- 前売り・当日券の販売戦略
- 収益管理(予算・利益計画)
💡 成功のポイント
「どの価格帯で、何枚売れるか?」 をシミュレーションしながら価格設定を行うことが重要。
また、売れ行きをリアルタイムで分析し、必要に応じてプロモーションを調整する必要がある。
④ イベント当日の運営・進行管理(現場の全体指揮)
コンサート当日は、あらゆるトラブルに対応しながら、スムーズな運営を確保することが求められます。
具体的な業務内容
- 会場設営(ステージ・照明・音響の確認)
- リハーサルの進行管理
- 出演アーティスト・スタッフのケア
- 観客の入場管理(誘導・チケットチェック)
- 緊急時の対応(天候・事故・機材トラブル)
💡 成功のポイント
現場では何が起こるかわからないため、あらゆる事態を想定し、事前に準備しておくことが重要。
また、冷静な判断力と現場スタッフとの連携が成功の鍵となる。
⑤ 撤収・振り返り(アフターレポート作成)
イベント終了後も、プロモーターの仕事は続きます。
次回のイベントに活かすために、データの分析や関係者への報告を行います。
具体的な業務内容
- 撤収作業の管理(機材撤去・清掃・精算)
- イベントの振り返り(良かった点・改善点を整理)
- 観客のアンケート収集・分析
- スポンサーへの報告・次回への提案
💡 成功のポイント
「今回のイベントで何が良かったのか?何を改善すべきか?」を分析し、次回のイベントのクオリティを向上させる。
コンサートプロモーターのやりがい・大変なこと
コンサートプロモーターのやりがい・大変なことはそれぞれ以下です。
やりがい
✅ イベント成功時の達成感
「満員の会場で観客が熱狂している瞬間を目の当たりにできる」
✅ アーティストやファンと感動を共有できる
イベント終了後、アーティストやファンから感謝の言葉をもらえると、大きなやりがいを感じる。
✅ 音楽業界の最前線で働ける
憧れのアーティストと仕事をし、音楽シーンの中心で活躍できる。
大変なこと
❌ 長時間労働や激務
イベント当日は深夜まで拘束されることが多く、連日続くこともある。
❌ トラブル対応が必須
機材トラブル、出演者の遅刻、天候問題など、予想外の事態に対応しなければならない。
❌ 収入が不安定なことも
フリーランスの場合、イベントの成功次第で収入が大きく変動するため、安定しづらい。
コンサートプロモーターに向いている人・向いていない人
コンサートプロモーターに向いている人・向いていない人の特徴はそれぞれ以下です。
向いている人
🎵 音楽が好きで、エンターテイメントに関心がある
🎵 人との交渉・調整が得意(アーティストや関係者と密に関わる仕事)
🎵 臨機応変に対応できる(トラブル対応が多いため)
🎵 長時間労働や体力勝負の仕事に耐えられる
向いていない人
🚫 ルーチンワークを好む(毎回違う仕事が発生する)
🚫 プレッシャーに弱い(スケジュールや収益の責任を負う)
🚫 急な変更に柔軟に対応できない(ライブ業界は常に予定が変わる)
🚫 音楽業界に興味がない(音楽好きでないとモチベーションを保てない)
まとめ:コンサートプロモーターの平均年収は300万円〜
ここまでコンサートプロモーターの平均年収や仕事内容、キャリアパスなどについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事の内容をまとめると、
- コンサートプロモーターの平均年収は300~400万円が相場
- ただしフリーランスなどで一定以上の成果を上げると年収1000万円以上もらうことも可能
- コンサートプロモーターは、コンサートの企画から運営、撤収、効果測定までコンサートの実施を一気通貫で担当する職業
でした。
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